男鹿市立北陽小学校

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地域にある文化財

榧の木

榧の木(場所:男鹿市北浦真山) 県指定天然記念物

往昔、名刹であった光飯寺の庭に、慈覚大師がお手植えされたと伝えられる樹齢千百余年の名木です。根本の周囲4メートル、樹高11メートル、枝が四方へ伸び広がり東西24メートル、南北に18メートルと鬱蒼と茂っている巨木で、真山の永い歴史の象徴といえます。

男鹿目潟火山群

  • 一ノ目潟(場所:男鹿市北浦西水口) 国指定天然記念物
  • 三ノ目潟(場所:男鹿市戸賀塩浜) 県指定天然記念物

一ノ目潟は直径600メートル、面積0.26平方キロメートル、水深44.6メートルの、三ノ目潟は直径400メートル、面積0.1平方キロメートル、水深31メートルの淡水湖で、二ノ目潟とともに、目潟火山群を構成しています。「マール」という火山形態の一つの典型として知られており、東北では唯一です。また、安山岩中にマントル起源の捕獲岩を含んだ噴出物のあった火山として世界で最初に知られ、希少さは世界的にも注目を受けています。

写真:男鹿目潟火山群

万体仏

万体仏(場所:男鹿市北浦真山) 県指定有形文化財

三間四面の堂舎の四壁・屋根裏に杉の木彫りの仏体約一万体が一定の方式によって、整然と並べられています。正徳四年(1714)に僧 普明が建立したとの伝承もありますが、はっきりはしていません。

北浦瑞光寺の大ケヤキ

北浦瑞光寺の大ケヤキ(場所:男鹿市北浦北浦) 市指定天然記念物

重層な仏殿風の建物で臨済宗の寺、瑞光寺の境内に大ケヤキはあります。樹齢は千年を超えていると言われています。あまりの老齢であるため、幹内部は空洞になっている箇所がありますが、北浦の歴史を知る大ケヤキは丘から北浦の街を見守っています。

写真:北浦瑞光寺の大ケヤキ

五輪塔群

五輪塔群(場所:男鹿市北浦五輪野) 市指定文化財

五輪塔は、鎌倉時代末期の所産で、北浦のおやすみ場にどっしりとしつらえていました。五輪は、密教思想の「空・風・火・水・地」という五大を表しているそうです。現在、盗掘等のため五輪の姿が見られないものもあるのが残念です。

写真:五輪塔群

石仏龕

石仏龕(場所:男鹿市戸賀加茂青砂) 市指定文化財

アノソクレース流紋岩製中世石造物で、石室の加工及び阿弥陀如来像の厚肉彫には高度なる石工技術が認められています。また、この石材を用いた石造物の伝播には、安東氏が背景にあると思われ、日本海海域文化交流を示す遺物として貴重なものとなっています。製作年代は、鎌倉時代末期のものと推定され、またアノソクレース流紋岩の産出地は日本では10カ所ほどありますが、県内では当石仏龕の所在する加茂青砂地区が唯一の産地となっています。

至福の古木 夫婦松

至福の古木 夫婦松(場所:男鹿市北浦) 市指定文化財

北浦バイパスから少し脇にそれたところにあり、樹齢300年以上と推定される松です。根が4本もあり、地上に2メートルも出ています。近くには、「移る世をいかに思はむわが祖の託せし夫婦は栄える(北提)」と書かれた標札があります。
根のところに立て札があり、「夫婦松」の由来が書いてあります。地元の人は、四本松とも呼んでいます。

雨乞いの寝地蔵

雨乞いの寝地蔵(場所:男鹿市北浦北浦)

雨乞いの寝地蔵は、小さな祠とともに横たわっています。日照り続きの時、お百姓さんたちが雨を降るのを祈り、この地蔵に田の泥を塗り、雨乞いをしたといわれています。

写真:雨乞いの寝地蔵

坂上田村麻呂の伝説

坂上田村麻呂の伝説(場所:安全寺)

昔、男鹿に坂上田村麻呂が鬼を退治にきたそうです。そのとき安全寺で田村麻呂が松に馬をつないだという伝説が残っています。
田村麻呂は男鹿と関係が深く、北陽小学校の学区にもたくさんの伝説が残っています。

写真:安全寺

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