1年生では、総合的な学習の時間に「男鹿の宝」についての学習を進めています。今回は伝統・文化面での宝として男鹿のナマハゲについて学習し、その一環として市観光協会の協力を得てナマハゲ伝導士に挑戦しています。
ナマハゲ伝導士養成講座Ⅰ(視察研修)として7月14日に真山神社伝承館やなまはげ館を訪問し、講師の方のお話をうかがいながら見学したり、行事を実体験したりしました。各地域で経験したことがある生徒もいるのですが、伝承館での体験では、迫力に圧倒されていました。なまはげ館では、地域によって違うたくさんの種類のナマハゲの姿に驚きを感じている生徒もいました。
7月21日には養成講座Ⅱとして、真山なまはげ伝承会会長菅原昇さんを講師に迎え、「男鹿のなまはげ行事」についての講話が行われました。講話は「悪い子はいねが~先生のいうこと聞かね子はいねが~」という大きな声で始まりました。資料をもとにして、真山地区のなまはげ行事のことを中心にお話を聞くことができました。伝承館での経験を思い出しながらの学習となりました。なまはげの大きな声や大きな音には意味があること、なまはげ行事のしきたり、面は地区によって異なること、地区のなまはげ行事の現在の状況など詳しいお話を伺いました。
7月28日、養成講座Ⅲとしてノースアジア大学特任教授の鎌田幸男さんを講師に迎え、歴史や行事の背景、男鹿でのナマハゲについてなどを学びました。生徒は、画像や資料を見てメモをとりながら熱心に話を聞いていました。これまでうかがった講話や見学・体験した内容を思い出しながら、ナマハゲについて更に広く、深く学ぶ機会となりました。
この日は、養成講座の最終日です。ナマハゲについて学習した内容の試験がありました。問題を読んで、これまでの学習内容を思い出し、一生懸命に答えていました。合格すると修了証・認定証を受け取ることができます。手応えを感じた生徒が少なくないようです。
今回の学習で、自分たちな住む男鹿に伝わるナマハゲについての正しい知識を得ることができました。これからも自然、伝統文化などについて更に学習を進めていきます。
7月28日の様子はABS秋田放送でも紹介されました。
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