暖かな1日、令和4年度卒業証書授与式が行われました。第31期卒業生34名全員そろって卒業式を迎えることができました。
卒業生一人一人が校長先生から証書を受け取りました。ステージ上でしっかり顔を上げ、前を見ている生徒の表情はとても凜々しく見えました。
校長先生の式辞ではコロナ禍にあっても学校を明るく支え後輩を引っ張ってくれた3年生との1年間の想い出が語られました。「新しい世紀はあなたたちのためにある。自分の力を最大限発揮し、男鹿で、秋田で、日本で、世界で活躍してほしい。新しい世界に向かって自分の枠にとらわれず、挑戦してほしい。」と願い、前途を祝す言葉が贈られました。
教育委員会告辞 「自分で考え行動できる人に」「人の温かさや自然の豊かさのあるふるさと男鹿に誇りをもち大切にしてほしい」との願いが伝えられました。
来賓祝辞 男鹿市長様から「3年生が作った観光ポスターから、3年生が地域の魅力を再発見してくれたことが感じられてうれしい。あなた方がこれからの街づくりの主役である。」と期待しているという思いを伝えていただきました。
在校生送辞 南中の3年生としての在り方を教えてくれた先輩への感謝の言葉と、先輩から学んだ姿勢や励ましの言葉を胸に頑張っていく決意が述べられました。
統合して迎えた今回の卒業式の答辞は、男鹿南中出身と男鹿北中出身の2人の生徒会長による答辞です。それぞれの学校出身の3年生の思いが語られました。統合前の不安な気持ち、年度初めのなんだか落ち着かない気持ち、行事を経て互いに理解し合い一つの学級、一つの学校としてまとまってきたこと、それぞれの行事の楽しかった思い出が2人から話されるとうなずいたり、涙がこみ上げてくる卒業生の姿がありました。
全校合唱や卒業生の歌では、卒業生も職員も会場にいるみんなが感動し涙を浮かべている姿があちこちで見られました。
式後の学活では一人一人が今の気持ちを伝えました。
お家の人への手紙をサプライズで手渡し、喜んでいただきました。
一人一人が話した、長い人では10年以上一緒という友達への感謝の言葉、1年間という短い間だったけれど一緒にたくさんの思い出を作った北中生・南中生への感謝の言葉には充実した時間を過ごしたことが感じられました。
不安の中統合して1年一緒だったけれど、1年では短かったもっと一緒にいたかったという言葉や1年ではあったけれど10年間と同じくらい充実していたという言葉からはこの学級で過ごした時間がとても大切で貴重な時間であったことが感じられました。
思い出のスライドショーをみて笑ったり、先生方のお別れの言葉を聞いたりして学活が終わりました。
「終わってほしくない」「もっといたい」という卒業生でしたが、記念写真を撮影し、1・2年生に見送られて帰路につきました。
玄関前では仲間や後輩、先生と最後の記念スナップ撮影をして学校を後にしました。