3校時に3年生を対象に性教育講座が行われました。県北で助産院イスキアを開院されている助産師 菅原光子氏 を講師に迎え、「生きる 自分の心と体に向き合おう」のテーマで講話をしていただきました。
映像を使いながら明るい語り口で時には冗談を交えながら分かりやすく説明してくださり、生徒はお話に引き込まれていました。
「親は、子どもが生まれたときには『生きてほしい』とだけ思っているが、『安心して生きてほしい』という思いに変わり、そのためにみんなを心配して『勉強するように』と言うのだ。」「親はあなたを望んだから産んだ。あなたは望まれたから生まれてきた」と、親の立場で子どもへの気持ちを話してくれました。その話を生徒たちはじっと聞いていました。
また、思春期を迎えている3年生に、性的な変化は「命がつなぐ」ために大切であること、命は当たり前に生まれるわけではないこと、生きていることは当たり前ではないこと、自分の心と体を大切にすることなどを実例を示しながらわかりやすく説明してくれました。
生徒に「生まれてきてくれて有難う」「生きてくれて有難う」という言葉や「つらいときは助けてということ」「あなたの命 思う存分生ききってください」というメッセージが贈られました。
生徒の感想を何人か紹介します。
・自分がいま生きていることのすごさを改めて感じることができました。出産や妊娠は命にかかわることなので両親に感謝したいと思います。
・私は「自分なんて」と思うこともあったけれど生まれてくることの大変さがわかり、自分を大切にしなければならないと思いました。
・自分がいまここにいることはすごいことだから自分を大切にしなければと思った。
生徒一人一人が自分と向き合う貴重な時間となりました。