通級指導教室のご紹介
子どもの個々のニーズに応じた支援を行う特別支援教育の本格的な実施に伴い、本校の通級指導教室ができました。発音の誤りや吃音の問題の他、学習中の対話や集団行動、友達や先生とのコミュニケーションなどでちょっとしたつまずきのあるような児童に対して、担任の先生や保護者の方と一緒に支援のあり方を考え、指導を行うのが通級指導教室です。
保護者の方々の中には、ことばやコミュニケーションの問題を気にしながら、「成長とともに改善するはず。」とか「他教科が得意なのだからそのうち治るかも。」と、そのまま経過を見ているだけというケースがあるようです。また、「特別な教室に行くのは恥ずかしい。」「通級の時間で他の教科の学習が遅れてしまわないか。」という不安もあるようです。しかし、児童が、子ども同士の関わりの中で自分の気持ちがうまく伝わらないことを気にしたり、学習に対する自信をなくして意欲が低くなってしまったりしている場合もあります。
子どもさんのことで、気になることがありましたら、通級指導教室担当までお気軽にご相談ください。
対象とする児童
男鹿市、南秋田郡の小学校の児童
相談時間
休日を除く日の9:00~17:00まで
通級指導教室に入級するまでの流れ
- 保護者や学級担任からの相談
- 通級担当と、児童・保護者との面談
相談のみでも受け付けます。
通級指導が必要かどうかは相談後に判断します。 - 指導日の相談と決定
- 手続き開始(通級指導担当者が行います。)
- 通級指導開始(保護者の希望により指導を終了できます。)
指導の時間について
注:時間は一応の目安です。
1校時 8:35~9:20
2校時 9:25~10:10
3校時 10:30~11:15
4校時 11:20~12:05
5校時 13:50~14:35
6校時 14:40~15:25
7校時 相談にのります。
1校時から5校時までは、主に本校(船川第一小)の児童
6校時から7校時は、主に他校の児童
こんな様子が見られたら相談してみませんか?
- 発音の誤りがある。音が抜けたり順序が入れ替わったりする。
「からす」→「たらす」 「らいおん」→「だいおん」 「ずっく」→「ぐっず」 - ことばを話すときに、つかえたり音を延ばしたりしてしまう。
「お・お・おかあさん」「ぼーくーはー」 - 自分の気持ちを、上手に話し言葉で伝えることが出来ない。
- 集団の中で、友達と関わったり学習活動に取り組んだりすることが苦手である。
- 会話のやりとりが上手に出来ない。自分の想いだけで一方的に話してしまう。
- まわりのものに興味が向いて、学習活動に集中して取り組めない。
- ものの名前が覚えられなかったり、適切に言葉を使用できなかったりする。
- ひらがなや漢字を正しく書けない。鏡文字(左右逆)になりやすい。
- 文を書いたり読んだりするときに、字が抜けたり間違ったりする。
通級指導教室の指導について
指導の対象
通常学級に在籍している児童の中で、ことばやコミュニケーション、ことばの学習について個別指導の場を希望する児童です。
指導の開始と終了
保護者と担当者の相談の上で通級の開始や終了を決めます。年度途中でも可能です。手続きは通級担当者が行います。
指導の内容
児童の実態によって内容が異なります。
- 正しい発音ができるような支援をする学習
- 対人関係やコミュニケーションの意欲を育てる指導
- 言語学習(読む・聞く・話す・書く)の力を援助する指導
- 言語に関わる教科補充指導
指導の形態
個別指導が中心です。本人や保護者の希望により保護者と一緒に活動することもあります。社会性を育てるためにグループ学習を行う場合もあります。(希望による)
指導時間
- 保護者と担当者の都合の良い時間を選びます。(週1回、3時間程度)
- 他校の児童については6時間目、7時間目の中で選びますが、柔軟に対応します。
- その他 ・学校教育の中で行われますので費用はかかりません。
- 通級のために在籍学校を早退した場合にも早退扱いにはなりません
- 不明な点については担当までお気軽にお問い合わせください。