今年度も、男鹿市観光協会様のご協力をいただき、ナマハゲ伝導士養成講座を開催しました。「ナマハゲ伝導士養成講座」とは、男鹿市観光協会で行っている「ナマハゲ伝導士認定試験」のプログラムを本校を会場に講話いただき、なまはげ館と伝承館の見学を経て、中学生用にアレンジしていただいた「ナマハゲ伝導士認定試験」を行うものです。
6月30日 真山神社武内宮司さんと真山なまはげ伝承会会長菅原さんを講師に招いての講義です。
武内宮司からは、なまはげを継承していくことの大切さと、なまはげの面について教えていただきました。なまはげの面が様々な材質である理由も教えていただきました。また、なまはげ面の形相が時代によって変化しており、昔の面は信仰の意味合いが強いため穏やかで、だんだんしつけやいましめの意味が強くなってきたため怖い顔になったこと等も教えていただきました。菅原さんは真山地区のなまはげの所作などについてお話ししてくださいました。お話を通して、なまはげ行事が真山地区で大切に受け継がれていることや、行事にたくさんの人がかかわっていることがわかりました。真山地区のなまはげ面は大晦日にしか見ることができないことを初めて知りました。
























7月1日には、ノースアジア大学特任教授の鎌田先生から、民俗学としてのなまはげ行事についてお話をしていただきました。難しい内容もありましたが、民俗学という見方でなまはげについて考えるのは新鮮でした。
この後は、7月9日の午前中になまはげ館と伝承館を見学し、午後からは「ナマハゲ伝導士認定試験(中学生版)」を行う予定です。