今回はぐろおがる講座で初めてゲストお二人お迎えしました。おひとりは昨年度もぐろおがる講座でお招きしたABS秋田放送アナウンサーの関向良子さん。そして、もうお一方はシンガーソングライターのROCOさんです。実はこのお二人、男鹿北中学校の同級生コンビ!どんなコラボレーションが繰り広げられたかお伝えします。
前半は、関向アナウンサーのプロのお仕事として、ROCOさんのライブへの切り出しからインタビュー、対談までおまかせし、進めていただきました。さすがプロ!テレビ番組をみているようでしたね。
そこで繰り広げられたROCOさんのライブは迫力満点!南中生も大盛り上がりでした。ノリのいい曲から、じっくり歌詞を聞かせる曲まで、バラエティーに富んだ曲を5曲披露していただきましたが、あっという間に時間が過ぎました。アンコールの声も沸き上がり、会場はヒートアップしました。
インタビューではROCOさんが学生時代不登校、引きこもりだった経験や、お母さんからもらったギターが自分を後押ししてくれた経緯、「歌で救われた経験を生かし、今度は自分が歌でだれかを救いたい!」という思い、それらを踏まえた南中生へのメッセージがありました。「どんな夢でも大切に育てていってほしい。明日を生き抜いていきましょう。」「男鹿にいたって、どこにいたって、何をしてたって、環境のせいではないんです。なんでもできるんです!」という勇気の出る、男鹿に生きる南中生へのあたたかいメッセージに心がほっこりしました。また、北浦のコミセンの裏にお気に入りのスポットがあり、それが3枚目のCDのジャケットになっていることも教えてくれました。今度ぜひいってみたいですね。
また、関向アナウンサーからは「学生時代のコミュニティはせまく、自分を形作っているステージは学校がほぼすべてです。でも、外にはもっといろんな人がいるし、もっといろんなコミュニティがあるんです。南中にはこのようにぐろおがる講座などがあって、学校を抜け出していろんな人たちとつながれているんです。これってすごいことを今から経験しているんだよ。」という、ぐろおがるの取組の意義についても、みんなにわかりやすく教えてくださいました。さすがアナウンサーです。
後半は、関向良子アナウンサーによる話し方講座です。
体験も交えて、相手にわかりやすく伝えるためのコツを教えてくださいました。
最初はCMのコメント読みに挑戦です!ABSまつり2024のCMにふさわしい「楽しく明るい」声で読み上げます!1年生から3年生までの4人のみんなが挑戦しましたよ。アナウンス原稿に応じて「声に色を付ける」、「相手が見えていなくても見えていても、身振り手振りを交えて話すと、表したい表現につながる」など、たくさんのことを教えていただきました。NSのゴールアクションでも生かせそうですね。
つづいて食リポです。今食べているものを、見えない相手に言葉で伝えます。
言葉ってなかなか難しいことがわかりました。形も色も、食感も、より具体的に伝えないとよく伝わらないんですね。日常でのやりとりの中でもおさえておかないといけないことです。
そして最後には、災害報道の映像をもとに、被災者の方の本音を伝えることの難しさをとおして、言葉にして思いをちゃんと伝えることの大切さをお話してくださいました。
「自分の思いを言葉にして伝えるのは本当に難しいことだと思います。直接でも、メールでも、LINEでも。そのときにみなさんにできることは、自分の口にする言葉や、文字として書く言葉を大切にするということです。自分の気持ちを伝えるうえで‟相手をきずつけることにならないか”を考えることで、きれいな言葉になっていくんです。難しいからこそ、考えて考えて言葉にします。それで相手に自分の気持ちが伝わるとすごくうれしいですし、相手との関係も深まっていきます。これから中学校生活を送るうえで、自分の思いをもっと相手に伝えていいと思います。そのときには、相手に伝える言葉を大切にして届けてほしいと思います。自分も相手も尊重してあげてください!」納得のいく感動のことばをいただきました。今後の学校生活に生かしていきたいメッセージでした。
そして最後は生徒会長がお二人に感謝のことばをお伝えし、恒例の全校写真です!
今回は会場にお越しの地域の方々も一緒に撮影しましたよ。
関向さん、ROCOさん、本当にありがとうございました。
また是非男鹿南中にお越しください!お待ちしておりま~す。